モンスターハンターNow ― 位置情報×モンハンの融合作。良い点と気になる点を正直に評価
モンスターハンターNow ― 位置情報×モンハンの融合作。良い点と気になる点を正直に評価
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こんにちは!今回は2023年9月14日にリリースされた位置情報アクションゲーム「モンスターハンターNow(通称:モンハンNow)」のレビューをお届けします。
「ポケモンGO」「ピクミンブルーム」で有名なNiantic社と、カプコンが共同開発した本作。モンハンシリーズ初の位置情報ゲームとして注目を集めましたが、実際のところ面白いのか、続ける価値はあるのか。良い点と気になる点を正直にお伝えしていきます。
「モンスターハンターNow」とはどんなゲーム?
「モンスターハンターNow」は、Niantic, Inc.とカプコンが共同開発したスマートフォン向け位置情報アクションゲームです。iOSとAndroidに対応していて、基本プレイは無料。現実世界の地図と位置情報を利用し、街を歩きながらモンスターの狩猟や素材採集を行うのが基本のプレイスタイルです。
ゲームの基本サイクルは、マップを歩いてモンスターを発見し、タップ&フリックの片手操作でモンスターを狩猟、素材を集めて武器や防具を強化するというもの。1回の狩猟は75秒の制限時間内で行われるため、隙間時間でもサクッと遊べる設計になっています。リオレウス、ディアブロス、ジンオウガなど、シリーズお馴染みのモンスターが多数登場し、各武器種の特徴も再現されています。
良い点:本家モンハンのアクションをうまく落とし込んでいる
まず評価できるのは、片手操作でありながら本家モンハンに近いアクション感を実現している点です。タップで攻撃、フリックで回避というシンプルな操作ですが、各武器種ごとに固有のアクションが用意されていて、ある程度の再現性があります。
特にハンマーの一撃の重さや、大剣の溜め斬りの手応えなど、本家シリーズを知っているプレイヤーが「わかっている」と感じられる作り込みは確かにあります。ジャスト回避からの反撃、ゲージを溜めて放つ必殺技など、スマホ版ならではの行動もあり、単なる簡略版ではないアクション性を持たせている点は評価に値します。
75秒という短い狩猟時間の設定も、通勤・通学の合間や休憩時間にプレイするというコンセプトに合致しています。長時間拘束されないので、忙しい社会人でも継続しやすい設計です。
良い点:外出のモチベーションになる
位置情報ゲームとしての基本設計は機能しています。「あの場所にレアモンスターが湧いた」「近くに強敵がいる」という情報が、外出や散歩のモチベーションになるのは事実です。運動不足の解消や、普段通らない道を歩くきっかけとして活用しているプレイヤーは多くいます。
オトモアイルーの存在も便利で、プレイしていない間も自動で素材を集めてくれたり、ペイントボールでモンスターをマーキングしてくれます。仕事中や睡眠中もゲームが進行してくれる仕組みは、忙しいプレイヤーにとって現実的な設計と言えます。
気になる点:地域格差が深刻
本作の最大の問題点として、多くのプレイヤーが指摘しているのが地域格差です。位置情報ゲームである以上避けられない問題ではありますが、都市部と地方の差が顕著です。
都市部では常にプレイヤーがいるためマルチプレイが成立しやすく、モンスターの湧きも活発です。一方で地方や郊外では、周囲にプレイヤーがほぼいないためソロプレイが基本となり、高難度のモンスターを倒す手段が限られます。「救援を出しても誰も来ない」「地方都市の端では手伝ってくれる人がかなり少ない」という不満は、地方在住プレイヤーから多数上がっている本音です。
マルチプレイの仕様も問題視されています。フレンドと一緒にプレイしたくても、オフラインで実際に同じ場所に集まる必要があるため、気軽にマルチを楽しむハードルが高いです。ペイントボールでの救援システムも、呼ぶ側にペイントボール、参加する側にトークンが必要で、両方とも実質課金コンテンツというレビューの指摘は的を射ています。
気になる点:素材要求量とゲームバランス
装備強化に必要な素材の要求量が過剰、という指摘は多くのレビューで見られます。特に上位素材になると、1日20〜30体倒しても1枚出るか出ないかというドロップ率で、コツコツ強化を進めたいプレイヤーには厳しい設計です。
ゼニー(ゲーム内通貨)の稼ぎ方も限定的で、余った素材の売却ができないため、カバンがいっぱいになると「捨てる」しか選択肢がない仕様も不便です。従来のモンハンでは可能だった素材売却による金策ができないので、金策手段はデイリークエストか課金に絞られます。
武器バランスにも偏りがあり、遠距離武器、特にライトボウガンが優遇されているとの声は根強いです。マガイマガドのライトボウガンに関しては、拡散弾を無限に撃てるスキル構成が可能で、ソロで高難度モンスターを狩れてしまうバランス崩壊があるとの指摘もあります。
気になる点:高難度モンスターと課金圧
近年のアップデートで実装された高難度モンスターや変異モンスターに関しては、賛否が分かれています。「体力満タンでも星9の攻撃を食らうと即死」「回避に集中していると時間切れで終わる」という不満は、ライトプレイヤーから多く上がっている本音です。
回復アイテムの入手手段が限定的で、無課金だと応急薬は主に支給品の1日5個のみ。被弾しない立ち回りができない中〜下級者は、実質的に課金でジェムを購入し、回復アイテムを補充する構造になっています。「ウェルカムパス」(月額280円)で毎日応急薬5個が追加されるなど、微課金でもある程度快適になりますが、無課金完全プレイでの快適性は年々下がっているという評価が主流です。
気になる点:スマホスペックとバッテリー
技術的な問題として、スマホのスペックがある程度要求される点と、バッテリー消費の激しさは無視できません。位置情報を常時使用し、3Dアクションを描画する仕様上、古めのスマホではカクつきや強制終了が発生することがあります。
長時間プレイするとバッテリーが急激に減るため、モバイルバッテリーを持ち歩くのが実質必須です。外出プレイが前提のゲームなので、これは体験に直結する問題です。
こんな人には向いている
「モンスターハンターNow」は、以下のような人には向いています。まず、都市部在住でプレイヤー人口が多い地域に住んでいる人。マルチプレイが機能する環境なら、本作の楽しさは大きく変わります。
次に、通勤・通学の移動時間を活用したい人。1回75秒の狩猟は移動中の隙間時間に合っています。散歩や運動のモチベーションとして使いたい人にも合うでしょう。
そして、微課金を厭わない人。「ウェルカムパス」レベルの月額280円で快適性が大きく変わるため、完全無課金にこだわらない人の方が長続きします。
こんな人には向かない
地方在住でプレイヤーが周囲にいない人には、正直に言っておすすめしません。ソロプレイが基本になり、高難度コンテンツで詰まる可能性が高いです。
完全無課金で全コンテンツを快適に遊びたい人にも不向きです。回復アイテムの制限や、素材要求量の多さで、無課金の壁は年々厚くなっている印象があります。
外出できない、あるいはしたくない人にも向きません。位置情報ゲームなので、家に閉じこもって遊ぶには設計上限界があります。
課金要素について
課金アイテムは主にジェムで、300個280円から最大15000個14000円までのラインナップです。ジェムで購入できるのは主に回復アイテム、ペイントボール、拡張機能など。
コスパで言えば「ウェルカムパス」が最も評価が高く、280円で毎日応急薬5個とマーキング機能が付与されます。ヘビープレイヤーは複数のパスや強化アイテムに投資しているケースが多いですが、月額数千円は覚悟が必要です。
総評:位置情報ゲーム好き+モンハンファンなら試す価値あり
「モンスターハンターNow」は、本家モンハンのアクション性をスマホの片手操作に落とし込んだ点は評価できます。一方で、位置情報ゲーム特有の地域格差、素材要求量の多さ、無課金プレイの厳しさなど、構造的な問題も明確に存在します。
「位置情報ゲームで運動しつつモンハンも楽しみたい」「都市部在住で近くにプレイヤーがいる」「微課金は厭わない」という条件が揃うなら、長く楽しめる可能性はあります。逆に、いずれかの条件が欠けると、途中で辞めてしまう可能性が高いのが率直な評価です。
基本プレイは無料なので、まず数週間試してみて、自分の環境と生活パターンに合うかを判断するのが賢明です。合えばリアルなハンターライフが楽しめますし、合わなければ早めに見切りをつけるのも選択肢のうちです。それでは、また次の記事でお会いしましょう!
